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性格の悩みシリーズ ①
- 真面目でうつ病に多い性格〜強迫性パーソナリティ障害とは?
- 強迫性パーソナリティ障害の分かりやすい診断方法
強迫性パーソナリティ障害とは?
うつ病にもっともなりやすい強迫性パーソナリティ障害やその性格タイプを持つ人は、一言でいうと”真面目で善い人”です。
”善きこと”を自分の頭の中に設定して、それを従順かつ完璧に遂行することから得られる安心感によって、自己愛(自己肯定感)の欠乏からくる内面的な不安を克服しようとします。
彼ら彼女らの”善きこと”とは、強い道徳観やルール、または計画や前例といった既存の枠組みで、どれも観念的で堅苦しいものです。
それらを忠実に守ろうとすることから、義務感や責任感がとても強く、完璧主義で頑張り過ぎてしまうために、うつ病や心身症にもっともなりやすいタイプになります。
彼ら彼女らの表情や姿勢、動作から受ける印象は、眉間や肩、口元に力が入っていて、窮屈で堅苦しく、抑制の利いた緊張感を漂わせています。
これはうつ病患者によく見られるものと一致します。
人間らしい温もりや柔らかさ、茶目っ気が表に出てくることは稀です。
強迫性パーソナリティ障害の日常風景
対人関係においても、仕事においても、責任感や義務感が強く、約束事をきちっと守るので、社会的にはとても信頼されます。
非常に強い意志を持ち、真面目で努力家なので、職業人としてはとても有能です。
ですが、プライベートにおいてもぎこちなさや堅苦しさが目立ち、融通が効かないので、周囲からは浮いてしまうこともあります。
また、のんびりと時間を過ごすことが苦手で、気ぜわしく常に何かをしていないと落ち着けません。
マグロのように常に泳ぎ続けていないと内面にある不安に襲われて、正気を失うのです。
そのため、遊びにおいても細かく計画を立てて、計画通りに行動することにこだわり、楽しみのためよりも、計画実行の義務を果たすことを優先するため、疲労感だけが募り、息抜きやリラックス、感動して心を躍らせるような体験はできません。
何をしてても次の予定が頭をよぎったりして、”今”、経験している事を心から楽しめることがないのです。
強迫性パーソナリティ障害は自分のこだわりに関しては、全くといっていいほど融通が効かず、それを周囲の人達にも押しつけたり、求めたりすることで周りを苦しめてしまいます。
コントロール願望が強いために周りの人達の自由を奪ってしまうのです。
また、頭でっかちで正論を言い過ぎるので、煙たがれることもあります。
偶然に任せたり、自分の内側から湧きおこる感情や気分に委ねて自然に振る舞うことができません。
それよりも強靭な意志で何事も自分でコントロールしないと気が済まないので、自分の思い通りにならないと激しく苛立ったり、挫折すると今度は過度に自分を責めて追いつめてしまうのでうつ病になるリスクが高いのです。
心理カウンセラー&ボディーワーカー
大脇秀一郎
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