ナルシストは本当に自己愛(自己肯定感)が強いの?


インターネットで「自己愛」を検索して出てくる多くの記事だったり、広辞苑で「自己愛」を調べたりすると、少し古い感じの説明がされています。

広辞苑の場合はこうです。
自己愛 ⇒ナルシシズムに同じ。
① 自己を愛し、自己を性的対象とすること。
② 転じて、自己陶酔。うぬぼれ。

このような説明は100年も前の精神分析の創始者、ジークムント・フロイトの影響からきています。

そのフロイトは自己愛と利己心を同じものとみなしていました。
そして、他人を愛するのは「」であり、自己を愛するのは「」であると唱えていました。

 

ですが、本当に自分を愛することは「罪」なのでしょうか?
自己愛が強いとされるナルシストは本当に自分のことを愛しているのでしょうか?

 

現在、パーソナリティー障害を患って生きづらさや人間関係に苦しんでいる人達が急増しています。
そして、その障害の中に自己愛性パーソナリティ障害というものがあります。

この名前を一見すると、自己愛はいけないもののように思えますね。

ですが、そうではありません。真実はその反対です。

自己愛性パーソナリティ障害の自己愛は”偽物”の自己愛なのです。
ですから障害となって自分が苦しい思いをしているわけです。

 

自己愛が強いと思われているナルシストの自己愛も本当のところは”偽物”です。
ですから、根本的には自分自身を好んでおらず、深い自己嫌悪を抱いています。
自己肯定感が低いと言ってもいい。

そして、このような人達は内面では常に激しい不安を感じています。
本当の自己愛、または自己肯定感を基盤にする内面的な安定感・安心感を持っていないからです。

 

このことは利己的な人も同じで、彼ら彼女らも自分のことを愛していません。
ですから、偽物の自己愛を持つナルシストと利己的な人は、内面的に欠けている自己愛を外側から埋め合わせることで、安心感を得ようとしているのです。
ナルシストは自分自身を賞賛したり、他人よりも優れていると思い込むことで欠乏している自己愛を埋め合わせようとします。
一方、利己的な人は他人よりもモノをたくさん所有したり、お金を稼いだりすることで埋め合わせようとしているわけです。

 ですが、欠乏している自己愛を外側から埋め合わせようとするどのような行為も代償にすぎないので、どこまでいっても本当に満たされることはありません。
ありのままの自分を好きになる、ありのままの自分を愛することでしか、本当に自己愛は満たせないのです。

 

心理カウンセラー&ボディーワーカー
大脇秀一郎

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