ナルシストと利己的な人~共に偽物の自己愛を持つ人達


一般的にナルシストは自己愛が強いために、自分を賞賛したり、自信に溢れていたりするのだと間違って理解されています。

利己的な人に関してもそうです。

自己中心的で、他者への思いやりに当てるべき愛を自分だけに差し向けているように見えることから、精神分析の創始者であるジークムント・フロイトは利己心と自己愛は同じもので「罪」だとみなし、その考え方が広く世の中に浸透しました。

 

しかし、今ではその考え方は正しくないと多くの心理学の研究から明らかになっています。(※)

自己愛は自分自身を信頼できる能力です。

自己愛が強いと、自己肯定感が強く、ハートをオープンにしてどんな自分でも受け入れることができます。

自己愛は人生における幸福感や可能性を高めてくれるものなのです。

 

健全な自己愛の発達は、子どもの頃の4歳〜5歳までの成長過程で、どれだけ親によって子どもの自己愛が満たされるかに大きく影響されると考えられています。

つまり、この時期に親は子どもの欲求を適切に満たしながらも、少しずつ親離れして自立していこうとする子どもの力を信頼し、子どもの選択や決断を尊重して見守ってあげることで、子どもは親の保護と安心感を得て、のびのびと自己愛を発達させていくことができるのです。

 

実際、ナルシストや利己的な人の自己愛は健全なものではありません。

ナルシストや利己的な人は根本的には自分自身を好んでおらず、深い自己嫌悪を抱いているのです。

ナルシストは表面的には自分自身を非常に愛しているように見えますが、本当はその逆であり、根本的に傷ついている自己愛を自分自身を賞賛することで代用しようとしています。

これと同じことは利己的な人にも当てはまります。

利己的な人は自分自身を賞賛する代わりに、自分自身にのために物を得ようと腐心しているのです。

 

しかし、ナルシストや利己的な人のそのような行為はどこまでやっても決して満足することはありません。

決して満たされない欲求をどこまでも追求させて、常に落ち着かず、心の平安を得ることはないのです。

 

(※) それらの研究は主に、昨今、急増しているパーソナリティ障害に関するもので、ハインツ・コーフトという精神分析医によって自己愛の構造が明らかにされました。

 

心理カウンセラー&ボディーワーカー
大脇秀一郎

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