No ポジティブ思考! You can cry.


今の世の中はテレビや本でも悲しみや苦しみを避けようとするポジティブ思考に溢れていますから、タイトルの「You can cry.」(泣いてもいいよ)というメッセージは多くの人にとって奇妙に聞こえるのではないでしょうか。

特に、経済的な成功を手に入れようとして積極的にポジティブ思考を教える自己啓発系のセミナーや本を勉強している方々にはとても理解し難いことだと思います。

 

ポジティブ思考とは簡単に言うと、ネガティブな感情や想いが自分に起こっても、それを認めないということですね。

ですから、失敗や挫折、ショックやストレスを受けて辛い時でも、落ち込んだり、弱音を吐いたり、ましてや泣いたりするなんてことは到底認められないわけです。

その代わりに何をするのかというと、ポジティブな意欲や戦闘的な気持ちを奮い立たせて、元気で強気な態度を装うのです。

つまり、ポジティブ思考は、人がネガティブな状況に直面して当たり前に抱くはずのあるがまま自然なネガティブな感情を認めずに、無理やりポジティブな感情や意欲をねつ造しようとする試みということになります。

 

このポジティブ思考とは裏を返せばコントロール願望です。

このコントロール願望がガチガチに身についてしまった人は、自分の感情や想いだけに留まらずに、他人をもコントロールしようとします。

特に身近なパートナーや子どもに対してそうです。

また、コントロール願望の強い人はしばしば「すべき思考」と結びついて、自分や他人にも何かを強制し続けます。

自己啓発を勉強して成功した経営者が目をギラギラさせて部下の主体性を奪い、自分の思うようにコントロールしたり、自分の考えを「◯◯するべきだ」と強制したりするのはこのためです。

 

では、このようなコントロール願望は彼ら、彼女らの一体どこから来ているのでしょうか?

実は、当人の意識の闇(無意識)に追いやられている激しい不安から来ています。

ポジティブ思考を支えているコントロール願望は内面に隠し持っている激しい不安の一つの表現なのです。

 

反対に「You can cry.」(泣いてもいいよ)に象徴される受容的態度はから来ています。

ハートを開いて、自分のあるがまま自然な感情や想いをコントロールすることなく、素直に受け止めるのがです。

愛は自己肯定の賜物です。

どんな自分も徹底的に肯定して、自分を愛せないと、他人も愛せません。

自分を受け入れられないと、他人を受け入れることもできないのです。

ここでいう自分とは、自分の中のポジティブとネガティブの両面を合わせた丸ごと全体の自分のことを指します。

ポジティブ思考をいくら頑張っても本格的に自分を好きになることはありません。

自分を好きになって本当の幸せ(人生の充実感)を願うならポジティブ思考を少し緩めて、たまには弱音を吐いたり、泣いたり、前に進むのを止めて立ち止まったりしてみましょう。

ボジティブ思考とは、あくまで思考です。頭の働きに過ぎません。

愛はハートから。

幸せは頭で考えて手に入れるものではなく、ハートで感じるものなのです。

 

 

心理カウンセラー&ボディーワーカー
大脇秀一郎

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