”モラハラは治るのか?治らないのか?
もし、治るのなら、私の夫はどうなのか?”
このように思われている方は少なくないと思います。
すごく恥ずかしい話ですが、実は私は元モラハラ夫でした。。。
妻の努力のおかげでそのことに気づかせてもらい、治らないと言われているモラハラを克服できました。
この記事では、治るタイプと治らないタイプの違いを明らかにして、治るタイプの特徴を説明します。
モラハラは治らないと言われる理由
「もう嫌!」
お互いに幸せになるために結婚したはずだったのに、どうしてうまくいかないんだろう?
一緒にいても心が安まらない…
家にいることがストレス…
このような状態が何年も続けば、夫のモラハラを治すなんて無理なんじゃないか?
いっそのこと離婚した方がいいのではないか?
そのように思われている方は多いのではないかと思います。
私は自分自身が元モラハラ夫だった経験からモラハラ改善カウンセラーとして相談者さまをサポートさせていただいていますが、”モラハラを治すのは難しい”というのはある意味で正しいと思います。
その理由は、他のカウンセラーさんや弁護士さん、夫のモラハラで離婚された方々がブログで言われていることと同じです。
おそらくあなたもネットや本で色々調べてみられたと思うのですが、治すのは難しいという意見の大多数は、、、
”夫にモラハラをしているという自覚がない”
”本人に治したいという気持ちがない”
これらが主な理由になっていたのではないでしょうか?
モラハラ夫の中には自分の親からモラハラを受けていて、それが辛かったと妻に告白しておきながら、同じ言動を妻や子供に向けて、それでも自分がしていることの自覚がない人もいます。
妻にしてみたら、夫は親からされてきた嫌なことを自分でもしていると気づかないのが不思議でならないでしょう。
また、モラハラ(怒鳴る、暴言、理不尽な説教、無視、人格否定など)をされたら妻も傷つくということが分からないのかと、悲しくなる方もいると思います。
では、どうすれば夫に、自分は妻にモラハラをしていることを自覚させられるのでしょうか?
この方法について他のブログでよく紹介されているものを簡単にまとめてみました。
- 夫にあなたのしていることはモラハラだと直接伝える
- 夫に無関心な態度を取る
- 別居や離婚という言葉を切り出したりして、大切なものを失うという危機感に直面させる
- 親族や知人の前で夫のモラハラを暴露する
これらの方法を見ていると、モラハラ夫は自己愛性人格で心の器が小さいということを本当に理解しているのかな?と思わずにはいられません。
「妻のトリセツ」というベストセラー本の著者、黒川伊保子さんは「夫のトリセツ」でこうおっしゃっています。
『おそらく、このタイプの人の脳は、否定されることに敏感なのではないだろうか。負けることを恐れている』
さらに、こう続きます。
『負けるのが怖くて、勝たずにはいられない気持ちに火がつくのだろう』
夫にモラハラだと伝えるのは、”オレは正しい!”と思い込んでいる彼からしてみれば自分のことを否定されたと受け取るでしょう。
妻から無関心な態度を取られれば、自分は避けられていると感じ、親族や知人の前で暴露されれば、夫は恥をかかされたと感じます。
別居や離婚の場合は、妻に覚悟ができていれば別ですが、小手先のテクニックや思いつきでやったり、それを何度も繰り返せば、妻に脅かされていると思うでしょう。
こうして夫が自分のことを否定されたとか、脅かされたと思うと、彼の勝たずにはいられない気持ちに火をつけてしまい、夫にモラハラを自覚させることはさらに難しくなってしまいます。
”夫のモラハラは治らない”
”夫自身に自覚がないから治すのが難しい”
このように言われるのは、夫に自覚させる方法が彼の自己愛性人格や心理的な特徴を考慮したものになっていないために余計に難しくしているからではないか、と私は考えています。
治るモラハラと治らないモラハラの違い
モラハラを治すには、本人にそれを自覚させるためのモラハラ対処の仕方があります。
そのポイントについては後で述べますが、実はモラハラ対処の仕方と同じくらい重要なことが他にもあります。
それは何かといいますと、そもそも夫は治るモラハラなのか、治らないモラハラなのかを早い段階で見極めることです。
モラハラをする人の中には、こちらが頑張れば本人に自覚させることがまだ可能なタイプと、物凄く困難なタイプがいます。
治らないモラハラというのは、物凄く困難なタイプになります。
では、どうすればその2つを見極められるのか?
私は治るモラハラと治らないモラハラの決定的な違いは【夫の二面性にある】と考えています。
そして、二面性が確かめられれば、治る可能性があるタイプですよとお伝えしています。
モラハラに二面性があることは他のブログでもよく言われていることですよね。
モラハラ夫は外面がよく、家の中に入った時だけ豹変してモラハラをする…と。
そのために、モラハラ夫の二面性はいかに彼が演じていて悪賢いかを物語るものとして書かれていたと思います。
ですから、そのような記事を読まれている方からしてみれば、”二面性がある夫は治る”と言われても訳が分からず、信じたくない事実でしょう。
しかし、私はモラハラ夫の二面性を以下のように見ています。
家庭以外の仕事や友達との関係に限っていえば、彼は自分の気持ちを「グッ」と自制するすことができる、と。
例えば、仕事では上司やお客様に暴言をはいて信頼を失ったら、命取りになるのは誰でも分かります。
つまり、そこでは自制することができるのに、なぜモラハラ夫は妻に対してはそれをしないのでしょうか?
モラハラ夫は、仕事関係や友人関係では自制するのに、妻への配慮が欠けています。
相手を傷つけたり信頼を失ったりしたら、その関係は終わってしまう。
そのことが分かっているから他人へは自制できるのに、なぜ妻に対してはできないのか…
モラハラ夫は妻の気持ちや夫婦の信頼関係をあまりにも軽んじてはいないでしょうか?
妻だから大丈夫だろう。
妻なら分かってくれるはず。
オレが何をしても、夫婦関係は壊れないと勝手に思い込んでいるモラハラ夫。
これって妻に甘えているだけで、精神年齢が小学生にまで退行している、外では大人の男です。
二面性のある夫は、甘えている子供の部分と自制できる大人の部分を無意識に使い分けています。
だから、大人の部分があるだけモラハラを治すことはそうでない人よりずっと可能性があるのです。
そして、モラハラを治すために夫に自覚してもらうのは、モラハラの自覚よりも妻への甘え。
ここがモラハラを治す本質ポイントになります。
治らないタイプのモラハラとは
上記のように妻に甘えているモラハラ夫を治すためのサポートはできますが、”これは無理だろうな…”と正直思う夫も残念ながらいらっしゃいます。
これから紹介するのはそのような治らないタイプのモラハラ夫です。
まず、二面性がなく家でも外でもモラハラをする人で、悪を生き甲斐にする反社会性人格の人。
他に二面性が見られないタイプは自己愛性人格でワンマン社長をしていたり、社会にカリスマ的な影響力を持っている人になります。
このような人は周りの人も自分に従うので、外でもわがまま好き放題が許されがちになり、もはや自制することができません。
さらに、二面性を持っていても例外的に治らない人もいます。
定職にもつかず大人としての社会的責任を果たせない人。
つまり、妻にだけ甘えているのではなく、社会にも甘えていて、精神年齢が本当に小学生の見た目だけ大人の人です。
それから、DV(身体的暴力)をする人もアウトだと思います。
女性への暴力を自制できない人は極めて心の器が小さいからです。
本物のモラハラ夫:反社会性人格について
普段、相談者さまをサポートさせていただいていて気づくのは、モラハラ夫にも軽度から重度のレベルがあるということです。
一般的にモラハラをする人の性格は、自己愛性人格だと言われますが、その上をいくのが反社会性人格と呼ばれる人達になります。
この人達のモラハラは私には治せません。。。
反社会性と聞くと、犯罪者のことを思い浮かべる方がおられるでしょう。
しかし、反社会性人格は「社会病質性」とも言われ、一般にもいます。
統計的には男性に多いそうです。
彼らを特徴づける行動は『心なく他人を害することができる』『情けがない』、この2つです。
反社会性の人はこれらの特徴から、罪悪感なく平気で妻にモラハラができます。
モラハラをすること自体が快楽であるかのようで、妻が苦しめば苦しむほどそれをエスカレートさせていきます。
よくブログやツイッターなどで言われている本当に別れなければならない本物のモラハラ夫と思われるような人は、反社会性人格の夫ではないかと思います。
まとめ
モラハラを治すのが難しいのは、夫自身にモラハラをしているという自覚がないためです。
ですから、「どうやって夫にモラハラを自覚させるといいか?」ということでよく言われている方法は、、、
- 夫にあなたのしていることはモラハラだと直接伝える
- 夫に無関心な態度を取る
- 別居や離婚という言葉を切り出したりして、大切なものを失うという危機感に直面させる
- 親族や知人の前で夫のモラハラを暴露する
しかし、これらの方法はモラハラ夫の性格や心理的な特徴(治る可能性のある自己愛性人格)から見ると、夫にモラハラを自覚させることを余計に難しくしていると思います。
モラハラを治すために、まず大事なことは夫のモラハラは治るタイプなのか、それとも治らないタイプなのかをきちんと見分けること。
その決定的な違いは【夫の二面性にある】とお話させていただきました。
二面性があるというのは、夫は家庭以外の仕事や友達との関係に限っていえば、自分の気持ちを「グッ」と自制できることを意味します。
モラハラ夫は仕事関係や友人関係では自制できるのに、妻に対しては配慮が欠けているのです。
妻だから大丈夫だろう。
妻なら分かってくれるはず。
オレが何をしても夫婦関係は壊れないと勝手に思い込んでいるのは、ただ単に妻に対する『甘え』です。
二面性のある夫は、妻に甘えている子供の部分と自制できる大人の部分を無意識に使い分けています。
ですから、モラハラを治すために夫に自覚してもらうのは、モラハラの自覚よりも妻への甘え。
ここがモラハラを治す本質ポイントになります。
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