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はじめまして。モラハラ改善カウンセラーの大脇秀一郎です。
世間ではモラルハラスメントは治らないと言われています。でも、それは本当ではありません。
あなたはモラハラに気づいてやめたいと思っても、それが難しいのはなぜだか分かりますか?
妻の「治して欲しい」という言葉の本当の意味を理解していますか?
この記事では、上記の答えと共に、モラハラを治すために必要なことをお話します。
妻の”モラハラを治して欲しい”という言葉の本当の意味
モラハラ改善塾では、モラハラを治したいという加害者(夫)のサポートもさせていただいています。
以前は私もモラハラ夫でしたから、加害者の皆さんがおっしゃることがよく分かるんですね。
たとえば、妻に対して「怒るのはお前が悪いからだ!」としか思えず、その時は、自分がモラハラをしているという自覚が全くなかった、とかいうことです。
これは男性相談者さま全員が同じことをおっしゃいます。
でも、彼らは今、自分のモラハラを自覚できるようになって、治したいと思われているのですから、一歩前進していることになります。
しかし、夫の中には、自分がモラハラをやめて、怒らないようになりさえすれば、それだけで妻と仲良くなれるという思い違いをされている方がたまにおられます。
先日も、男性相談者さまからこのようなことを言われました。
「怒る頻度は確かに減りました。でも、まだ月に1回程度は怒ってしまいます…」
彼は怒る回数がゼロになれば、妻と仲良くやっていけると思っているようでした。
でも、妻側からすると怒らないのは当然のことで、仲の良い夫婦になるには夫の思いやりが感じられたり、夫がわたしのことをちゃんと理解してくれていると感じられたりしないと、夫を信頼して心を許せはしないでしょう。
逆に、夫が月に1度や2度、まだ怒るようなことがあったとしても、それを補えるだけの十分な信頼関係ができていれば、少しくらいのことは許してあげられるのではないでしょうか。
妻が”あなたのモラハラを治して欲しい”というのは、単純にモラハラを治せばいいということではないと思います。
”夫婦一緒にいて、わたしも夫も幸せだと感じられる関係を作りたい”というのが本当のところでしょう。
モラハラ改善塾では、モラハラ加害者プログラムでも、被害者の妻をサポートする場合でも、ただ夫のモラハラを治すだけでなく、お二人が幸せを感じられるようになっていただきたいと思っています。
一般的なモラハラ加害者プログラムとの違い
では、これから実際に夫がモラハラを治そうとする場合に、身につけていただきたい『技術』をご紹介したいと思います。
まず『技術』という言葉を聞いて、あなたは違和感を感じなかったでしょうか?
一般的なモラハラ加害者プログラムやカウンセリングでは、技術を教わることはありません。
たとえば、一般的なモラハラ加害者プログラムはグループになって、それぞれの悩みを打ち明けたり、それらを聞いたりして、妻に対する自分の考え方や夫婦の在り方についての価値観を変えていけるような場を提供されます。
基本的にカウンセラーからのアドバイスはありません。
また、一般的なカウンセリングは、幼少期の両親との関係を掘り下げて、モラハラをしてしまう性格がどんな風に形作られたのか、その原因を究明していきます。
一般的なモラハラ加害者プログラムもカウンセリングも、どちらも夫の内面的な部分を変えていくことを主な目的にしていますので、技術を教えられることはありません。
それなのにどうして私は『技術』を教えるのでしょうか?
それには私自身がモラハラを治した時の経験が関係しています。
私が自分のモラハラを治せなかった頃の話
私の場合は、妻が私への関わり方を変えてくれたことによって、自分のモラハラを自覚でき、妻や子供たちへ暴言を吐いたりすることはやめられました。
でも、私にはどうしても治せないことがあったのです。
それは、両親へのモラハラでした。
両親は妻のように私への関わり方を変えてはくれません。
私は自分自身でどうにかしなければと思い、いくつものモラハラ加害者プログラムやカウンセリングを受けました。日本人だけでなく、アメリカやヨーロッパの先生のものも受けました。
でも、どうしても両親へのモラハラを治すことはできませんでした。
今でもあの頃を思い出すと辛くなりますが、両親と電話をした後や実家に帰省して帰路についた時は、いつも自分のモラハラを反省してばかりで、その度に自己嫌悪に陥っていました。
そんな私が両親へのモラハラを治せたのは、これから述べる『技術』を身につけたからになります。
そして、その時、気づいたことがありました。
妻や両親、子供たち、そして他のいろんな人間関係を改善するには、結局のところ行動を変えなければ何も変わらないということです。
そうであれば、最初から行動を変えられるように『技術』を身につける方が、早くモラハラを治せるのではないかと考えたのです。
そして、モラハラを治すために最低限必要な技術を、誰でも習得できるようにオリジナルの方法を考えました。
モラハラを治すのに必要な2つの技術
最初に必要になる技術は、感情のコントロールになります。
モラハラというのは怒ることではありません。
その怒りを暴言や嫌がらせ、妻の人格否定という形で出してしまうことになります。
怒ることと、それをどのように表現するかを分けて考えられないのです。
私たちは子どもではありませんから、感情のままに思っていることをズバズバ言ったり、感情を爆発させるようなことをしてはいけません。
たとえ怒っているとしても大人の対応を取るべきだと、頭では分かっておられると思います。
それなのに、
- 妻に対してだけはそのようにできない…
- または、しなくてはいけないという考えが頭にない…
- 妻もするから自分もする…
- 意識的にではなく、無意識にそうしている場合もある…
このようなことが問題になります。
また、感情のコントロールができないとますます怒りっぽくなるということも分かっています。
感情の直接的な発散を頻繁にしていると、脳の機能を衰えさせてしまうからです。
ここまでは感情コントロールの必要性を『自己コントール』という側面からお話してきました。
ここからは、モラハラを治すために感情コントロールが必要だというもう一つの理由をお話します。
実は、私はこちらの理由の方がもっと大事だろうと考えています。
それは何かというと、『妻のことを正しく見れない』ということです。
感情をコントロールできないと私たちは大事なものを見落としてしまいがちになります。
怒りの感情に心が奪われて、視界が狭くなってしまうからです。
すると、あなたが許せないと思う妻の一面しか目に入ってこず、その他のことは視界から抜け落ちてしまいます。
「俺が正しくて、妻が悪い!」このような考えしか浮かばなくなるのは、妻のことを正しく見れなくなっているからではないでしょうか。
感情のコントロールができるようになれば、怒りの感情をそのまま出してしまうところを克服できるばかりでなく、妻の意見を聞く心の余裕が持てたり、自分がどう対応すればいいかを冷静に考えられます。
そして、そうなれた後に、次の技術が必要になってきます。
それが、コミュニケーションスキルです。
妻は夫の何を見てモラハラが治ったと思うか
先にもお話しましたが、夫の中には、”怒らなくなれば妻は自分のことを許してくれる”という思い違いをされている方が少なくありません。
しかし、妻側の意見を聞くと怒らないのは当然だそうです。
妻が本当に心を許してくれるには夫の思いやりが感じられたり、わたしのことをちゃんと理解してくれていると感じてもらえるようにならなければなりません。
モラハラは、妻の心を傷つけるだけでなく、夫婦の信頼関係も壊してしまいます。
妻の心の傷を手当てし、壊した信頼関係を取り戻すために必要になるのが、コミュニケーションスキルなのです。
夫のあなたにも妻に言いたいことがあるでしょう。
妻に分かってもらいたいこともあるでしょう。
でも、人というのはあなたの言葉を聞く心の用意ができていなければ、どんな言葉も聞き入れてくれません。
妻の閉ざした心を開くカギは妻しか持っていませんので、夫のあなたがそれをこじ開けることはできないのです。
妻の心の傷を癒すには、夫のあなたから「尊重」と「理解」を得ていると感じてもらうことが極めて大事になります。
そうして、彼女の心の中にあなたに対する心理的な安全感が芽生えるようにしなければなりません。
それを可能にする会話の仕方を身につけていただきたいと思っています。
もう少し先でもいいかなとお考えの方へ
「モラハラをやめたい。だけど、モラハラ加害者プログラムを受けるほどではないんじゃないか…」
そのように思ってずっと先延ばしされる方がいらっしゃいます。
でも、そのままあなたが一歩も踏み出さないうちに、妻の方が先に別れを決意したらどうしますか?
夫婦関係は一度破綻してしまうと、修復は極めて困難です。
ですから、その時点からモラハラ加害者プログラムを始めても、間に合いません。
自分のため、子供のため、将来の幸せのために別れたくないと思われるのであれば、夫婦関係が破綻する前にプログラムを受けてください。
最後に
モラハラを治すにはきちんとした解決方法があります。
モラハラ加害者プログラムを受けていただければ、夫婦関係は確実にガラッと変わります。
あなたが本当に望んでいる夫婦関係はどのようなものですか?
その夫婦関係をあなたはちゃんと手にすることができます。
あなたはもうすでに結論を出していますね。
「このままではいけない。状況を変えなくちゃ」と。
そのお気持ちに素直に従ってください。
私が必ず、あなたのモラハラを治します。
⇒ 著者:モラハラ改善カウンセラー 大脇秀一郎のプロフィールはこちら
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開始時間は、以下の時間帯からお選びいただけます。
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月曜〜日曜日のご希望の日時でスケジュールを調整いたします。
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