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こんにちは。夫のモラハラ改善カウンセラーの大脇です。
夫からモラハラされやすい妻には共通して見られる11個の特徴があります。
この記事ではそれらをご紹介した上で、夫からモラハラをされる根本原因となっている【心の穴】についてもお話します。
夫婦仲を改善したいと考えられている方には、夫の言動を治すポイントとしても参考になると思いますので、ぜひ最後までお読みください。
夫からモラハラされやすい妻の特徴
先日、カウンセリングに来られたAさんが興味深いことをお話になりました。
Aさんは最初に結婚した夫からモラハラを受け、それが原因で離婚されたそうですが、現在の再婚相手からもモラハラをされているそうです。
「わたしはモラハラをされやすいんです。きっとエサをまいているんでしょうね…」
彼女はこうおっしゃいました。
彼女が『エサをまく』と表現したのは、『夫がモラハラしたくなる要素がわたしにはある』ということだと言います。
確かにモラハラされやすい人には以下のような特徴が見られます。
- 自分の気持ちを素直に夫に言えない
- 自分からいつも謝ってしまう
- 夫の顔色に合わせて行動してしまう
- 我慢しやすい
- 我慢したものが溜まると爆発させてしまう
- 自分に自信がない
- 夫や他人から理不尽なことをされても怒れない
- ビクビクしやすい
- ぐるぐる考え過ぎるところがある
- 取り越し苦労が多い
- 自分のことを責めやすい
上記の特徴のうち3つ以上が該当すると、モラハラされやすい方だと言えます。
モラハラをされる根本的な原因
先ほどのAさんは、ネットで『モラハラされやすい妻の特徴』を探しては、そこを無くそうと努力してきたそうです。
でも、なぜAさんは努力をしても報われなかったのでしょうか?
ここを考えるポイントは、それらの特徴が根本的な原因ではなく、表面的な原因であるということです。
表面的な原因であるために、その努力は場当たり的なものになりやすく、特徴を一つ克服できたと思ったら、また別のものが出てくる…ということを繰り返してしまいます。
では、モラハラをされる根本的な原因とは何なのでしょうか?
次はそれを見ていきます。
心の穴とは?
私はカウンセリングで大勢の相談者さまのサポートをさせていただく中で、あることに気づきました。
それは、モラハラされやすい特徴の全てを克服する必要はないということです。
むしろ、克服しなければならいところは、あっても3つくらいです。
私はこの発見から、必ず克服しなければならいものを【心の穴】と呼ぶようにしました。
心の穴というのは、夫からターゲットにされる『的』のようなものになります。
つまり、モラハラをされる根本原因はこの心の穴にあって、それを夫に向けて無防備にさらしていることになります。
ですから、まず自分の心の穴を見つけて、そこを無くしていくことが重要になります。
心の穴の具体例:『不安が強い』
ある相談者さまは『不安が強い』という心の穴を持っていました。
そのために、夫のちょっとした言動を深読みして、それがさらに不安を膨らませてしまいます。
そして、彼女はその不安を落ち着かせるために旦那のご機嫌を伺ってしまうのです。
しかし、カウンセリングで夫のモラハラのパターンをよく観察してみると、彼は妻の心が不安定になりやすいのを分かっているようでした。
だから、妻が不安になるようなことをわざと言います。
このように、相談者さまは知らぬ間に夫からコントールされていたのです。
モラハラ夫はこういう妻の【心の穴】につけ込んで、自分の思い通りにしようとしますし、実際にそれができるので妻のことを下に見るようになります。
ですから、この相談者さまは夫のモラハラを治すための対処法を身につけることと並行して、『不安が強い』という心の穴を克服することが重要になりました。
心の穴の具体例:『夫の嫌味や暴言を受け流せない』
心の穴の具体例としてもう一つ、『夫の嫌味や暴言を受け流せない』についてお話します。
私は夫の嫌味や暴言、理不尽な言動を受け流せずに反応してしまうお気持ちはよく分かります。悔しかったり、悲しかったり、イラッとしたりしますもんね。。。
また、反応しないでいると、夫が言ったことをわたしが認めたと思われるのも嫌だと思います。
しかし、それでも夫の言葉を受け流せるようにならなければ、彼のモラハラは治せません。
なぜなら、受け流せないとあなたは夫の土俵に上がってしまうからです。夫の土俵におけるルールは彼独自のものになります。
ですから、彼の土俵に上がってしまうと、あなたがいくら建設的・平和的に話をしようとしても向こうは聞いてくれません。
したがって、自分の土俵を作って、そこに夫を乗せることが必要になるのです。
夫の言うことを受け流せるようになるのは、そのためのステップになります。
ある相談者さまは、『夫の嫌味や暴言を受け流せない』というご自分の心の穴にお気づきになった時、職場の同僚のことを思い出してこう話してくださいました。
「わたしの会社には有名なパワハラ男性社員が1人いて、派遣社員はことごとくパワハラの被害にあって辞めていくのです。でも、1人だけパワハラをうまく交わしている女性がいます」
この話をお聞きして、私は相談者さまに「なぜその彼女だけがパワハラを受けないのでしょうか?」と質問をしてみました。
すると、こう答えてくれたのです。
「彼女はパワハラ社員の言うことを真面目に受け止めないんです。いつも『そうですね』と返すだけなんです」
そして、相談者さまも彼女の真似をすればいいと考えて、夫に対して実行してみました。
効果はどうだったか?
相談者さまは同僚のように言うだけではうまくいきませんでした。
言葉では同僚のように「そうですね」と言って受け流しているつもりでいても、彼女の潜在意識では夫の言葉を真に受け止めてしまうのです。
ですから、その後でモヤモヤした気持ちを長く引きずってしまうところは変わりませんでした。
【心の穴】というのは、無意識の領域(潜在意識)にあります。
そのために克服するには少し時間が要ります。
しかし、それができれば潜在意識から変えられるので、その変化の影響は広範囲です。
たとえば、『夫の嫌味や暴言を受け流せない』という心の穴一つを克服するだけで、最初に挙げた【モラハラされやすい人の特徴】のうちの以下の6項目を改善できます。
- 自分の気持ちを素直に夫に言えない
- 自分からいつも謝ってしまう
- 夫の顔色に合わせて行動してしまう
- 我慢しやすい
- 我慢したものが溜まると爆発させてしまうことがある
- ビクビクしやすい
モラハラされやすい特徴は全部で11項目ありましたから、これだけで半分以上(6項目)をカバーできることになります。
モラハラをされやすい特徴だけを見ると沢山あって、それを全て克服しなければならないのか…と考えると気持ちが重たくなるでしょう。
ですが、【心の穴】を見つけられれば、多い人でも3つくらいしかありません。
その3つを克服するだけで、夫からモラハラされる特徴をほぼ全て改善できるのです。
このことは私が大勢の相談者さまをサポートさせていただいてきた中で分かっていることです。
『夫のモラハラを治すには自分が変わらなくてはいけない…。でも、変えるところは多くても3つくらいしかない!』
このことを覚えておいていただけたらと思います。
最後に
私がこの記事の最後にどうしてもお伝えしたいことがあります。
それは、たとえ夫からモラハラされやすい特徴がご自身にあったとしても、”自分が悪かったんだ…”とは思わないで欲しいということです。
なぜなら、世の中にいる夫の中には、妻に同じ特徴があってもモラハラをしない人はいるからです。
妻にモラハラをするかどうかは夫の選択次第です。
どう考えてもモラハラはする方が悪いので、それはどうか忘れないでください。
この記事も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
⇒ 著者:モラハラ改善カウンセラー 大脇秀一郎のプロフィールはこちら
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