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カウンセリングでお話を伺っていると、
「夫のモラハラに疲れてしまった…辛い…」
「もう夫を嫌いになっている…」
「関係修復は難しいのかな…」
とおっしゃる方は少なくありません。
先日、初めてカウンセリングに来られた方もそんなお一人でした。
「夫は基本、何か問題が起こるとすべて私のせいにして、ののしり、イライラをぶつけてきます。本当に辛いです…。
私が機嫌を取れば表面上仲良くできるかもしれませんが、何かあるとまた怒鳴られ、私が機嫌とれなくなると、どんどん関係性は悪化します…。
そのような状態を何度も繰り返して、疲れてしまい、もう夫と仲良くしようと頑張る気力を無くしているのが正直なところです」とおっしゃっていました。
「夫のモラハラが辛い…」
「夫のモラハラに疲れてしまった…」
こんな風に思われている相談者さまのお気持ちを想うと、今は何をしても心が重く、日々の生活を送るだけで精一杯だと思います。
だからこそ、今は、無理をして夫の機嫌を取って欲しくありません。
そうして機嫌を取っても、、、
- 夫が支配する側で、妻は支配される側
- 夫が勝者で、妻は敗者
- 夫が妻を利用する側で、妻は夫に利用される側
このようなモラハラの根底に横たわっている関係性を変えることはできませんから。
夫と仲良くなりたいと頑張る気力が一度折れると、それを回復するには時間が必要です。
ですから、夫のモラハラが辛くて、疲れてしまっているという方は、まずはこれからご紹介する2つのポイントを大事にしていただきたいと思います。
ポイント① 疲れを取るためにまずは身体を休めてください
疲れていると、どんなに心の器が大きい人でも心が不安定になってしまいます。
心と身体は繋がっているからです。
そのような状態では、心が辛くなりやすかったり、不安になりやすかったり、感情的になりやすくなります。
私が夫の対処法をアドバイスさせていただいている相談者さまでも、疲れていて心が不安定な状態になると、そのアドバイスを活かせなくなる時があります。
ですから、”相談者さまが疲れていらっしゃるな…”と思ったら、何よりもまず身体を休めてくださいとお伝えしています。
具体的にはいつもより早く眠るようにされるといいですね。
でも中には、身体を休めようとしても、よく眠れないという方がおられると思います。
そういう方は、お薬(睡眠薬・睡眠導入剤)を頼っていただいてOKです。
モラハラ対処の仕方が身について、夫婦関係が良い方向に変わっていけば、薬に頼らなくても朝までぐっすり眠れるようになります。
それまでは、お薬を有効に使ってくださいね。
他に、相談者さまの中には、休むよりもジムで身体を動かして気持ちを切り替える方が良いという方がいたり、タバコを一本だけ吸うと身体がリラックスできるとおっしゃる方もいます。
何より一番効果的なのは、ご自分に合う方法だと思います。
少し過去を振り返ってみて、何をすれば疲れが取れるのかを思い出してみるのも良いですね。
また、小さなお子様がいると、なかなか休むことができないという方もいらっしゃるでしょう。
休める時にこまめに休んだり、託児所にお子様を一時的に預かってもらうのもいいのではないでしょうか?
幼いお子様と一緒にいてあげたいお気持ちは分かります。
でも、疲れていて心の余裕がなくなれば、可愛いお子様に当たりやすくなってしまうこともありますよね。
長い目で見て、まずはご自分のことを大事にしていただきたいと思います。
ポイント② 夫とは対等な関係づくりを目指しましょう
疲れが取れて気力が回復されたら、まず最初に目指していただきたいことがあります。
それは、先にお伝えした夫から見下される関係を『対等な関係』に変えること。
対等な関係になれれば、夫から辛い想いをさせられることがなくなるからです。
また、夫との関係を対等な関係に変えられた時、大きな自信も手に入れられます。
そして、その後で、夫と仲良くするかどうかを考えてもいいのではないでしょうか?
「夫のモラハラに疲れてしまった…辛い…」
「もう夫を嫌いになっている…」
「関係修復は難しいのかな…」
このように今感じている方は、もうこれ以上、夫から辛い想いをさせられない関係をまず最初に築いていただきたいと思います。
コラムを読んでいただいた方から頂戴した質問
「結婚して7年になります。
主人のモラハラは年々悪化している状況です。
主人は何でも私が100%悪く、怒鳴ったり、無視したりして、いつも私に謝れ!と言います。
私は主人の要求に対して頑張ってきたつもりですが、文句しか言われずもう疲れてしまいました。
そのため、去年の8月から私も態度を変えて、主人から舐められないように怖いオーラを出したり、主人はいないものと思って無視するようにしています。
おかげで辛い想いをしていた私の気持ちは楽になりました。
でも、主人とは絶縁状態になり、会話もなく、家族としても子供達にとってもこれで良いのかな、という想いがずっとあります。
絶縁状態なので主人からは辛い想いをさせられることはなく、対等な関係になれているように思うのですが、本当にこれでいいのでしょうか?」
ご質問に対する返答
メッセージを読ませていただきました。
夫のモラハラに対してこれまでの自分の態度を変えようと思われているのはすごくいいですね。
ただ、自分の気持ちは楽になったけれども絶縁状態になってしまったのですね。
家族としても子供達にとってもこれで良いのだろうか、という想いが晴れないのは、夫婦関係が絶縁状態にあるからこそだと、私は思います。
確かに絶縁状態であれば辛い想いをすることはないかもしれませんし、これはこれで対等な関係と言えるかもしれません。
でも、対等な関係にはもう一段、高いレベルのものもあると思います。
絶縁状態というのはお互いに心を閉ざしている状態ですから、本当に大事な時に夫婦で会話をするのを避けるようになってしまうでしょう。
このような状態では、夫のモラハラは避けられても、夫のモラハラに対処できているとは言えないのではないでしょか?
夫ときちんと会話ができて、”夫が私の意見を聞き入れてくれた”、”夫が先に折れてくれた”、”夫が自分から態度を改めてくれた”、このようなはっきりとした手応えが持てるようになると、この先の夫婦関係に希望が見えてきて、夫のことを信頼してみようかなという気持ちも自然に生まれるでしょう。そうなれば、絶縁状態にはならないと思います。
私がよくお話しさせていただいている対等な関係とは、”希望が持てる対等な関係”になります。
そもそも夫婦とは持ちつ持たれつで、お互いを支え合う関係が最良だと言われていますよね。
”夫との関係を変えたい”というお気持ちがせっかくあるのですから、絶縁状態で良しとせずに、夫と会話ができて、希望が持てる関係を目指してはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
⇒ 著者:モラハラ改善カウンセラー 大脇秀一郎のプロフィールはこちら
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